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2017/12/7

2018年度定期会員へのお誘い

仙台フィルでは、お好きな公演をお選びいただける1回券のほか、年間を通じて同じお席でお聴きいただける定期会員、お好きな3公演(3席)を選べるお得なオープン会員などをご用意してご来場をお待ちしております。 2018年4月からの定期演奏会ラインナップはWeb上でもご覧いただけます。

 

2018演奏会のご案内はこちら
※ミヤギイーブックスのサイトへ移動します。


 

 

『ベートーヴェンを聴く、ベートーヴェンに聴く』

音楽ジャーナリスト 藤田茂

 

もしベートーヴェンが突然、仙台に現れて、この街の音楽監督になろうといったら、どんなふうに仙台フィルの一年をプログラミングするだろうか。彼ならば、9回の定期公演を彼の9曲の交響曲で埋めて、さあ終わり、とはしないだろう。ほら、ベートーヴェンの声が聞こえて来る。

 

「もちろん、わたしの音楽は入れてもらおう。けれども、『運命』や『第9』とは、違ったものがいいな」。

 

「それにモーツァルトは必須だ。あの方こそわたしの憧れだったのだから。子どものころ、わたしは直々祝福をいただいたのだ。」

 

「我が師ハイドンの音楽もはずせまい。先生は、わたしが乗り越えるべき偉大な先達であった。」

 

「わたしの後には、今度は、わたしを乗り越えようと頑張るものたちが出てきたようだね。シューベルト(彼とは、街ですれ違っていたかもしれない)、シューマンメンデルスゾーンブラームスのことはよく耳にした。」

 

「それに、わたしの放った音楽の矢は、東欧や北欧、ロシアにも広がっていったようだ。ドヴォルジャークバルトークシベリウス、それにプロコフィエフショスタコーヴィチというのも、魅力的な名前だ。」

 

「それからオペラだ。オペラは苦手だったけれど、ロッシーニヴェルディの作品は、ずいぶんと人気を得たようだね。」

 

「バレエにも革命が起こったと聞いた。ストラヴィンスキーといったかね、あのロシアの野生児は。」

 

バッハも大きく見直されたのだったね。わたしもバッハを研究したが、後のひとたちは、わたしよりもずっとバッハに詳しくなったらしい。レスピーギラヴェルがもっている古楽への興味も面白い傾向だ。」

 

 さて、こうして出来上がっていくプログラムは、ベートーヴェンを起点に、ベートーヴェンの過去と未来とを、同時に眺め渡していくものになるだろう。実は、2018 年度の仙台フィルのプログラムは、まさしく、そのようなものなのである。いつも中心にベートーヴェンを感じながら、その周囲に放射状に広がっていく多様な音楽を味わっていく。なんとも贅沢な歴史の旅。ぜひ、ご一緒に。

 

お問い合わせ 仙台フィルサービス TEL:022-225-3934

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