退団のお知らせ(Vc.高橋咲子)
2024-12-16
重要
2024年12月31日付けで、チェロ奏者:高橋咲子が退団いたします。
今後の更なる活躍を祈念いたしております。
メッセージ
この度仙台フィルを退団するにあたり、入団から今日に至るまでの色々な事を思い返しております。何もかもが夢の中の出来事だった様な、不思議な想いがいたします。
私が生まれ育った仙台のオーケストラ、仙台フィルに30才で入団した時、60代になる頃には「使えるオバさんになる!」という壮大な(?)目標を持っておりました。そのためにオーケストラを目指したと言っても良いくらいでした。
入団してからは沢山の音符をひたすら追い続けて、沢山の様々な出来事を経験して、気がつけばあっという間の35年間でした。
今では、入団当初に私が掲げた目標を達成するのは、実は並大抵の事では無かったのかも知れないと感じています。
ですが理想を追い求めて四苦八苦している内に、オーケストラ団員ならではの沢山の貴重な経験をさせて頂きました。素晴らしい演奏家の方々との共演、名曲を再現する一員となれる喜び、本番を作り上げる過程での充実感や成長。
それら全てが知らず知らずのうちに私の血や肉となって、体中を巡ったり感情を動かしてくれている事を日々実感しております。
舞台の上からはお客様の様子がいつも気になっておりました。
喜んで下さっているだろうか…?満足されているだろうか…?拍手と共にお客様の笑顔が見られた時は本当に嬉しい気持ちでした。お客様からは頑張る力を与えて頂いたこと、暖かい応援を下さっていたこと、今あらためて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
仙台フィルはワクワクするような若いメンバーがたくさん増えました。
これからもベテラン、若手、そしてコンサートの裏側を支える事務局スタッフ、それぞれの力を結集して更に進化していく姿を、1人のファンそして1人の音楽家として楽しみにさせて頂きたいと思います。
そしてこれまでの奇跡のようなひとつひとつの経験を胸に、これからもゆっくり一歩ずつ歩んで参りたいと思っております。
高橋咲子
私が生まれ育った仙台のオーケストラ、仙台フィルに30才で入団した時、60代になる頃には「使えるオバさんになる!」という壮大な(?)目標を持っておりました。そのためにオーケストラを目指したと言っても良いくらいでした。
入団してからは沢山の音符をひたすら追い続けて、沢山の様々な出来事を経験して、気がつけばあっという間の35年間でした。
今では、入団当初に私が掲げた目標を達成するのは、実は並大抵の事では無かったのかも知れないと感じています。
ですが理想を追い求めて四苦八苦している内に、オーケストラ団員ならではの沢山の貴重な経験をさせて頂きました。素晴らしい演奏家の方々との共演、名曲を再現する一員となれる喜び、本番を作り上げる過程での充実感や成長。
それら全てが知らず知らずのうちに私の血や肉となって、体中を巡ったり感情を動かしてくれている事を日々実感しております。
舞台の上からはお客様の様子がいつも気になっておりました。
喜んで下さっているだろうか…?満足されているだろうか…?拍手と共にお客様の笑顔が見られた時は本当に嬉しい気持ちでした。お客様からは頑張る力を与えて頂いたこと、暖かい応援を下さっていたこと、今あらためて感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
仙台フィルはワクワクするような若いメンバーがたくさん増えました。
これからもベテラン、若手、そしてコンサートの裏側を支える事務局スタッフ、それぞれの力を結集して更に進化していく姿を、1人のファンそして1人の音楽家として楽しみにさせて頂きたいと思います。
そしてこれまでの奇跡のようなひとつひとつの経験を胸に、これからもゆっくり一歩ずつ歩んで参りたいと思っております。
高橋咲子