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リレーコラム<第10回>

私のビンボー楽器遍歴:パーカッション 三科清治さん

さーて何を書こうかな…と、過去のコラムを覗いてみると、自称B級グルメの私が食べ物について語るには、すでに何人かが書いてるのでパスして…一番の趣味であるJAZZについては、事務局の竹ちゃん(竹村氏)の方が数段詳しいしパスして…ここはひとつ、語るも涙「私のビンボー楽器遍歴」とでも銘打って書いてみましょう(笑)。

画像―私のビンボー楽器遍歴:パーカッション 三科清治さん1

あれは小学校3年生のころでした。NHKのテレビの「フルート教室」に影響されてフルートの音色が大好きになり、すでに子供心ながら家がビンボーなことは薄々感じてましたが、勇気を振り絞り、「お父ちゃん、フルート始めるから買うてー。一番安いやつ36,000円で楽器屋さんに売ってたから」とお願いし、晴れて楽器屋に行くことになりました。ところがその楽器屋さんには「フォークフルート」という、キーがほとんどついていない楽器が置いてあったのです。父←楽器音痴(^_^;)「清治、こっちの方が安いでー6,800円やん。すんませんこれ下さいー」有無を言う暇もなく購入。それでも根性でNHKをみながら2ヶ月くらいは練習した記憶があるけど、結局挫折…。あの時せめて本物のフルートを買ってもらっていたら??

画像―私のビンボー楽器遍歴:パーカッション 三科清治さん2

次は小学校5年生の時でした。鼓笛隊なるものが学校にあったので迷わす入部し、選んだ楽器はトランペット!ちなみにそのころ打楽器にはまったく興味がありませんでした(笑)。子供心ながら「フルート」の時の失敗を教訓に、こんどは母に「鼓笛隊に入部したからトランペット買うてー」、母「よっしゃよっしゃー、清治は音楽好きやからなー」で、母と一緒に楽器屋さんに行って開口一番、母「一番安いトランペット下さいー」というわけで当時18,000円←値段は忘れられない・・・の楽器を購入しました。それでも前の「フォークフルート」とは違い、最低限のトランペットの機能はあったので、その後当然買い換えることも無く(できず?)根性で高校1年生までトランペットを続けました(涙)。

画像―私のビンボー楽器遍歴:パーカッション 三科清治さん3

そして、極めつけは中学1年の時です。小学校卒業のころ、音楽の先生に「この子は音楽の道を行くべきです!」ときっぱり母に助言して頂いた(感謝)ので、これはもしかして欲しかったピアノを買ってもらえるチャンスと思いました。用意周到に中古ピアノ棚卸大セールの広告を片手に「おかん~、ピアノ買いに行こー安そうやしー」、母「よっしゃよっしゃー、清治は音楽の先生に言われたもんなー音楽家になれって。で、なんぼするん?」、「ん~20万円くらいちゃう??」、母「それくらいやったら買えそうやなー、お父ちゃんには内緒やでー」、とうわけで天王寺(大阪)のピアノ卸売り大セール会場に母と行きましたが、そこにはいくら30年近く前といえど20万円以下のピアノなんぞありませんでした。ところがピアノと同時に、そういうところでは中古の電子オルガンが置いてあったのです。売価180,000円也。ハモンド社の電子オルガンの入門用のちゃっちい楽器でしたが、18,000円のトランペットが唯一の楽器の私にとっては夢のような楽器でした。母「清治、これにしとこか?」…30分ほど悩みました。「やっぱりこうなるか…」

そのころすでにそろばん検定2級の私にとって、家の財政状況も手にとるように理解していました。これを逃すと次は3年以上先であることを悟り、過去の2回の楽器購入の経験を生かし「分相応に!」と心に言い聞かせながら、「これにするわー」と返答しました(涙)。それでも近所のちっちゃな子供に混じって「良い子のエレクトーン教室」に通い、高校1年の時には先生の勧めで「指導者養成コース」にまで行くことになったのです。ちなみに指導者養成コースは、音大卒のピアノ科のきれいなおねえさんばかりだったので、高1の私にとってそれはそれは楽しい夢のような半年間でした。←半年後月謝が11,000円に上がったので自主的に辞めました(涙)。

この他にも、ドラムセットがが無いのに「ドラム教室」やピアノが無いのに音大受験とか、マリンバが無いのにマリンバソロの仕事とか…。

後編はまた次の機会ということで…。

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