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楽団員リレーコラム

リレーコラム<第9回>

贅沢な時間:オーボエ 木立至さん

このコラムを「書いてくれ」と頼まれたのはいつだったか。もうかれこれ一月以上前じゃないかなぁ。夏休みに入る前にやってしまわなれば大変なことになると思い、参考にしようとパソコンを開いてリレーコラムを拝見してみた。「みんなたいしたもんだ、プレッシャー感じるな」などと思いながら、重い腰がやっと持ち上がった。なんでなかなか書かなかったかというと、決して面倒くさかったわけではない。

僕はオーボエを吹いている。イングリッシュ・ホルンも担当している。僕たちの楽器はリードを作るという作業があり、これは、おおよそ音楽とは関係ない工作の時間なのだ。まして二種類の楽器分だから本当に時間がかかる。僕にとって時間を上手に使うということが、おおげさだが人生最大の目標だ。

そんな時間の使い方が下手な僕にとって最高に贅沢な時間の使い方が「釣り」である。海に向かって釣り糸をたらし、お目当ての魚のアタリを待つ。そこにはからだ全体を包み込む潮の香りと、音楽で疲れた耳に心地よい波の音があるだけで、ゆったりとした潮の満ち引きが、時間という概念を忘れさせてくれる。もともと横須賀という街で生まれ育ったので、海は遊び場だった。子供にせがまれ、ちゃんと「釣り」を始めたのは昨年からで、まだ初心者だ。

閖上や仙台漁港にはよく行く。閖上ではハゼ、仙台漁港ではアイナメがよく釣れ、型のよいものは食べる。そのために出刃包丁を購入し、おろし方を母親に教わった。残念ながら、刺身で食べれるほどの大きな釣果はまだないが、今までで一番は閖上で釣ったセッパかな。20センチ強だけどすごく美味しかった。夕食のおかずの一品に加わり、お父さんの株が少し上がった。

いい竿が欲しい!磯からの投げ釣りも、船に乗ってのカレイ釣りもしたいなぁ。でも、まずはお小遣いをためなくては…先日も演奏旅行の途中の氷見と新湊で釣ってきた。釣竿を持って仕事に行くのだから、仲間からはかなりあきれられている。でも美味しそうなキスが釣れ大満足。あーもう我慢できない、リード作るのやめて「釣り」に行こっと。

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