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楽団員リレーコラム

リレーコラム<第6回>

山菜:クラリネット 千石進さん

私は春が好きだ。
寒い冬が終わり、木々が芽吹き、地中の植物が顔を出したりすると、なにかウキウキしてしまう。
そして、鶯の鳴き声を合図に、雪どけを待つ山の中を散策する自分の姿を想像してしまうのだ。

Ⅰ.まず最初に「ふきのとう」
仙台では「ばっけ」と呼ばれ、ばっけ味噌や天ぷら、味噌汁の具にもなる。私はあまり好みではないが、眉間にしわがよってしまう程のほろ苦さが春らしい。「ふきのとう」もいいが、私としては「ふき」をお勧めしたい。煮物にしたり、きゃらぶきにする。(ちなみに、私はきゃらぶきを作るのが上手である。)

Ⅱ.次にきりたんぽ鍋には欠かせない「セリ」
私が摘むのは「田ゼリ」だ。店で売られている様な大きい物ではない。小ぶりで香りも強烈だ。お浸しや玉子とじにするとおいしい。

Ⅲ.昨今、非常に人気があり、山菜の王様といわれる「タラの芽」
これは天ぷらに限る。毎日食しても良い。とにかく旨い。

私が山菜をとり始めたのは20数年前だが、当時はまだ山だった住吉台や、荒巻セントラルプラザのわきの山、そして西公園でもとることができた。いつから山菜ブームになったのか、だれが火付け役なのかわからないが、今は山奥に行かないと手にすることができなくなった。幻の山菜だけに自分のポイントがある。これは、ちょっとやそっとのことでは教えられない。

Ⅳ.山菜とりの醍醐味を楽しむなら、何といっても「ワラビ」
地表からスーッと伸びている姿をみつけると、もう勝手に手が動き、とらずにはいられない。夢中になりすぎて、ひと山越えてしまうこともあるくらいだ。生姜風味のお浸し(山形のそばの名店七兵衛でそばと共に出てきた。)、玉子とじ、竹の子ふきなどと煮る。

いずれにせよ、山菜は自分の足でとるのが基本であり、決してスーパーなどで買ってはいけない。ただし、自然の恵みに感謝し、取り過ぎにはご注意を。

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