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2013年度定期演奏会の聴きどころ
吉川 和夫 KIKKAWA Kazuo
 
【第273回】
2013年4月19日(金)・20日(土)
【第274回】
2013年5月17日(金)・18日(土)
【第275回】
2013年7月19日(金)・20日(土)
2013年、ジュゼッペ・ヴェルディは生誕200年を迎える。普遍的な人間模様をドラマティックに描いたイタリアの国民的作曲家。「凱旋行進曲」は、サッカーのサポーターなら誰でも知っているだろう。ペドロッティ国際指揮者コンクールなどで実力が認められ、ベネツィアを拠点に活躍する三ツ橋敬子が豊麗多彩な世界のタクトを振る。充実の声楽陣。華やかな音の宴を楽しもう! 交響曲に「熊」なんていう楽しい愛称をつけたのは誰だろう。ハイドンのあずかり知らぬことながら、かわいい熊さんが二本足で立ちあがり、人間と手をとって輪舞する姿なんか想像してみるのは悪くない。モーツァルト自ら愛奏した協奏曲。可憐の極み。「未完成」や「グレート」だけじゃない。交響曲第3番はシューベルト18歳の逸品。杜の都の爽やかな青葉に映える3曲。 2013年は、ヴェルディとともにワーグナーも生誕200年イヤー。これを記念するプログラムの指揮には広上淳一が登場!愛と威厳と魔力に満ちたドラマから導きだされる限りない深み。その起伏に富んだ陶酔の響き、黄昏の輝きに身を委ねよう。もうひとつの話題は、円熟味を増す名匠ボリス・ベルキン!広上との信頼関係も厚く、その音色は肉声のように心に染み入るに違いない。
【第276回】
2013年9月20日(金)・21日(土)
【第277回】
2013年10月18日(金)・19日(土)
【第278回】
2013年11月22日(金)・23日(土)
どことなく懐かしい「モスクワ川の夜明け」のロシア情緒。現代日本を代表する作曲家・三善晃の清新な協奏曲を、コンサート・ミストレス神谷未穂の独奏で!そして、ピアノ協奏曲に劣らぬ人気、ラフマニノフの交響曲第2番!かたちは違えども深い抒情と思索とファンタジーに彩られた3作品。仙台フィルのミュージック・パートナーに就任した山田和樹渾身のプログラム! 2年間に2人の娘と1人の息子を失ったドヴォルザーク。失意のうちに書かれた「スタバート・マーテル(悲しみの聖母)」は、作曲者の実直な性格そのままに美しい入魂の傑作となった。指揮者スワロフスキーはじめ声楽、合唱陣を作曲者の母国から迎えての演奏は、悲しみと連帯、天の栄光への祈りを余すところなく伝え、傷つき疲れた心への大きな励ましとなるだろう。 フランスの作曲家たちが描いた「スペイン」!シャブリエ、ドビュッシーそしてラヴェル。みんなスペインが大好きだった。珍しい「ル・シッド」、こんな楽しい曲があったんだ!仙台フィルのもうひとりのコンサートマスター・西本幸弘が弾く期待の「カルメン幻想曲」!そしてシメは何と「ボレロ」!そこまでサービスしちゃうなんて凄いな。ヴェロさん今年もありがとう。
【第279回】
2014年1月24日(金)・25日(土)
【第280回】
2014年2月21日(金)・22日(土)
【第281回】
2013年3月14日(金)・15日(土)
燃えさかる炎の響きの果てから聴こえてくる祈りの旋律…。1921年生まれ、スウェーデンの作曲家リドホルムの作品は仙台初演。2011年ジュネーヴ国際音楽コンクールに日本人で初めて優勝した新鋭・萩原麻未は、屈指の人気協奏曲ノルウェーの作曲家グリーグの名作にどんな物語を映すだろうか。フィンランドからはシベリウス交響曲第1番。遠雷が運んでくる壮大で情熱的な幻想!

2006年、ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門において、史上最年少で優勝した郷古廉が仙台フィル定期初登場!多賀城市出身、20歳の天才ヴァイオリニストが弾くスコットランドの詩情は聴き逃せない。そして、作曲家が超自然的な力を己が身に蓄え、伝統への捧げものとして描ききったリストの名品とブルックナーの初々しい交響曲。

異国情緒を描きだす「シェエラザード」。星のきらめきのように美しい音の細密画。管弦楽の魔術師ラヴェルの最も優れたスコアがここにある。シャブリエの歌は愛と憧憬に満ち溢れ、プーランクは宗教的作品に自らの実存を託す。パリで活躍する秦茂子と仙台が誇るふたつの合唱団の競演。精緻で真摯な美の祝祭。近代フランスの作曲家による管弦楽付き歌曲と合唱曲傑作選!
 
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