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楽団員インタビュー~ハーモニーな楽屋~

 

構成 / 西大立目 祥子

Vol.57 ヴィオラ 寺澤 正晴Interview

好きな音楽があってよかった!
子どもの頃から音楽が好きで、その道をまっすぐにきました。

 

鉄道が好きなので、鉄道を利用した旅行がしたいですね(笑)

5歳からヴァイオリンを始めて

のめり込むタイプでしょうね、振り返ってみると、これと決まったらもうまっすぐ行く人だったのかもしれません。

スタートはヴァイオリンでした。親から勧められてというのではなくて、私の場合は通っていた幼稚園で間近でヴァイオリンの演奏を聴いて、自分でやってみたいと思ったんです。何だかいい音だなぁとか、形がべっ甲飴に似ているなぁとか…初めはそうした関心や興味を抱きました。それを聞いた、大好きだった祖母がヴァイオリンを買ってくれたんです。

当時暮らしていた横浜で最初の先生についたのですが、始めは親が付き添い、そのうち一人で小2まで習いました。練習はきびしかったですが、持ち方や、こういう弾き方をすればこんな音になるという基本的なところを教わりました。小3のときに父の転勤で九州に引っ越してからも、新たな先生についてヴァイオリンは続けたんです。

いま思えば、弾くことが楽しくてもう夢中でした。楽器をやっているから、自分にとって何か大変でつらいことがあってもめげることがない。そんな子どもでした。

中学に進んでからも、ヴァイオリン一筋。音楽高校に進むことを決めたんです。

自分の気づきで次のステップへ

音大を受験して、入学後、ヴィオラに転向しました。少し迷いはありましたが、受験前から先生に薦められていたし、腕力があったせいか、ヴァイオリンの音が大き過ぎたこともありましたから。

ヴィオラは楽譜も、楽器の奏法も違う。オケの中での役割も違っていて、リズムを刻むことが多いのですが、ときどき旋律を受け継ぐことがあるんです。作曲していただいたアンサンブルの曲の初演を楽しんだりして、おもしろいなあと感じながら今日までやってきました。まろやかな音がいいですね。

仙台フィルに入団が決まったときはうれしかったですね。つらい時期もありましたが楽器はあきらめられなかったし、私の父は仙台生まれで祖母の家もこちらにあり、子どもの頃から時々遊びにきていて仙台には親しみがあったんです。

入団当時は流れがつかめず混乱することもありましたが、ひと通り慣れてくると、自分の悩みが出てきました。レベルが落ちてないだろうか、レッスンを受けた方がいいだろうか、海外に出てみようか、と。プロの音楽家が集うアフィニス音楽祭に参加したりするうち、オーケストラで演奏ができるということが一番だな、と納得するようになりました。人はいろんな経験を積み変化していくのだと思いますが、私は自分自身の考え方が少し変わっているのか、自分の内部への問いかけで成長してきたように感じています。

いまは定期でやってくる曲を中心に、それに合わせてさまざまな曲を弾き楽しんでいきたいと思います。

てらさわ まさはる
東京音楽大学卒業。1999年に仙台フィルに入団。1970年、横浜市生まれ。牡牛座、A型。

第278回定期演奏会(2013年11月22日,23日)プログラムより

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