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楽団員インタビュー~ハーモニーな楽屋~

構成 / 西大立目 祥子

Vol.10 第1ヴァイオリン:安田 和代Interview

画像-ヴァイオリン:安田 和代

好きな音楽を30年、仙台フィルで続けられたことは、
何といってもいちばんの幸せです。

大編成のオーケストラで弾くことが10代からの夢だった。
その夢をかなえた今も、音楽への初々しい思いを抱いて、今日もステージに上がる。

学校訪問も楽しいんですよ。大きな楽器を見て笑い出す子どもたちを見て、私が笑ってる(笑)。

高校時代から、ブラームスやワーグナーに強いあこがれ

来年で、入団30年。古株も古株です(笑)。こんなふうに長く、仙台フィルで好きな音楽を続けられて、ほんとうによかったと思っています。

ヴァイオリンを始めたのは、6歳のときでした。母がN響の前身の新響の演奏を聴いていたらしく、姉と私にヴァイオリンをやらせたんですね。絶対続けるようにいわれて中学になってもレッスンだけはやめずに通い、高校では室内楽班に入っていました。ピアノをやっていた友人がいたものですから、自然と、大学も二人そろって音楽を、ということになったんですね。

当時は、「カラヤン&ベルリン・フィル」全盛の時代で、レコードがいっぱい出ていました。ブラームスとかワーグナーとか、好きでしたねえ。いつかは大編成のオーケストラで弾きたいというのが、高校時代の夢でした。

夢がかなったのは、プロのオーケストラに入ってから。恩師の勧めで、山形交響楽団に入団し、4年いました。最初の定期でベートーヴェンのシンフォニーを弾いたときは、感激しました。バスに乗って学校をまわるような生活がほとんどでしたけれど、若かったからか、大変だなんて全然思いませんでしたね。

好きな曲を演奏できるしあわせをかみしめながら・・・

仙台フィルに移ったのは、もっと大きなオーケストラでやりたいな、という思いが強くなったからです。入った当初は、まだまだ学校まわりが多かったですけれどね(笑)。

でも芥川也寸志さんが音楽総監督に就任された頃から、少しずつコンサートが増えて、ショスタコーヴィチとかブラームスとかブルックナーが演奏され、おもしろくなってきました。初めは音楽がどう進んでいくのかを追うので精一杯なんですけれど、2回、3回と経験すると、おもしろさがどんどん出てくるんです。

私ね、好きな曲がはっきりあるんですよ(笑)。マーラーのシンフォニー5番の4楽章なんて大好きです。そういう好きな曲が、定期のプログラム(第232回定期演奏会:2008年10月17日・18日)だったりすると、楽しみです。

仙台フィルはたくさんの方に支えられながら、東北各地を中心に活動を展開しているけれど、まだまだ変われるし、もっともっと伸びていけると思います。私が仙台フィルに在籍しているのは、あと5年になったけれど、最大限できることをしっかりとやっていきたいですね。

やすだ かずよ
小学校1年からヴァイオリンを始める。新潟大学教育学部特設音楽科を卒業したのち、山形交響楽団に入団し4年在籍。1979年に当時の宮城フィルハーモニー管弦楽団に入団した。趣味は料理。食器にも凝り、友人を招いて腕をふるう。1952年長野県須坂市生まれ。

第228回定期演奏会(2008年5月23日24日)プログラムより

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